ケンダル・ファルコンより — Behind the Kinship Campaign


2019 Spring collection では、クラシカルな要素をデザインに取り入れました。
目まぐるしく変化する世の中で、人との繋がりが少なくなってきた現代。その中で人々を繋げ、繋がることを心地よくするアイデアを模索し続けてきました。ふとした瞬間、私たちの身の回りには小さな「思い出」がちりばめられていることに気が付きます。
例えば、父から受け継いだ時計、叔母と似ている笑い方、祖父からの手紙。私たちはクラシカルな要素をデザインに取り入れることにより、世代を超えた時や感情と繋がれると思うのです。



このコレクションの広告キャンペーン製作にあたり、私は、歴史を感じさせつつ、新しさも感じられるような場所を求めていました。そして辿り着いたのが、 ダラスのダウンタウンにあるJ. Erik Jonsson Central Libraryでした。8階建ての近代様式は、まるでタイムカプセルに入ったかのような錯覚を呼び起こしました。この場所のタイムレスな魅力に、すっかり魅了されてしまった私は、すぐに撮影するならこの場所しかないと思いました。




撮影の当日は、いつもより一層静かで、スタッフ一同、まわりに迷惑をかけないよう細心の注意を払いました。
これはある程度予測していた展開で、撮影スケジュールの遅れなどが懸念されましたが、実際は、この静寂が私たちをより一層集中させてくれ、スムーズな進行となりました。この空気感は、撮影した写真を通して感じていただけると思います。この素晴らしい一日をともにしてくれた関係者の皆様には、心より感謝しています。

-ケンダル
BREDA クリエイティブ ディレクター